ソラ・アメ・カサ
新たな情報伝達手法「ソラ・アメ・カサ」という言葉(造語)を見つけました。「ソラ・アメ・カサ」とは、事実をベースにして今後の方針を考えていきます。
ソラ「空を見ると曇ってきた(事実)」
アメ「雨が降りそうだ(解釈)」
カサ「傘を持っていこう(判断)
「実際に起きている問題を整理したうえで、今後どうすべきかの判断を相手に伝えます」 では「報・連・相」と「ソラ・アメ・カサ」の違いは何でしょうか?
A:「報・連・相」の場合は次のようになります。
「お客様からのクレーム状況についての調査が完了しました(報告)」
「先月、お客様から10件のクレームがありました(連絡)」
「2ヶ月前と比較して、クレーム件数が倍増しているようですが、どうしましょうか?(相談)」
B:「ソラ・アメ・カサ」の場合を見るとこうなります。
「先月のクレームを確認したところ10件クレームがありました(ソラ:事実)」
「この数字は、 2ヶ月前と比較すると倍の件数となっています。おそらく、先月新商品を発売したことが原因だと考えられ、今月も増加か横ばいになると予想されます(アメ:解釈)」
「一度、クレーム内容を精査し、先月の新商品の問題点を探りたいと考えていますがいかがでしょうか?(カサ:判断)」
Aの例では、伝えている内容の中に自分自身の考え(解釈・判断)が含まれていません。そのため、「結局何が言いたいの?」「で、どうしてほしいの?」と上司に突っ込まれてしまう恐れがあります。
Bの例では、事実と解釈から導き出された判断を上司に伝えています。上司はこれを聞けば、「現状」「部下の考え」「自分(上司)が求められていること」を段階を踏んで理解することができるようになっています。
情報を整理してシンプルに伝えたいときだけでなく、相手を説得したいときにも有効な方法です。日々、いろいろなコミュニケーションを取る中において「如何に伝え方が大事か」ということなのです。
6/24(月)銀だこハイボール酒場OPENします!メディアからの取材も多数予定されています。是非、皆さんも気軽に食べに来てください。久々の新店を一緒に盛り上げていきましょう! 2024年6月14日太田 秀和