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社長メッセージ

向上心は人の心を動かす原動力

サービス業において最も大切なものの一つが「向上心」です。向上心とは、「もっと良くしたい」「もっと上手くなりたい」「もっと喜んでもらいたい」という前向きな気持ちのことです。この気持ちがあるかないかで、日々の仕事の質、成長スピード、そしてお客様の満足度は大きく変わってきます。

サービス業は、正解が一つではない仕事です。同じ料理や商品を提供しても、スタッフの声のトーン、表情、タイミングによってお客様の感じ方はまったく違います。そのため、作業を“こなす”だけでは、お客様の心をつかむことはできません。そこで重要になのは、少しでもより良くしていこうとする「向上心」です。

向上心があるスタッフは、常に「もっとこうすればいいのでは」と考えながら行動しています。たとえば、「もっとお客様の表情を見ながら接客しよう」「不快感をゼロに目指そう」「仲間に声をかける回数を増やしてみよう」など、自分なりに小さなテーマを持って取り組みます。そうすることで、仕事にやりがいや発見が生まれ、結果としてお客様により良いサービスを届けることができるのです。

また、向上心を持つ人は「失敗を成長のチャンス」と捉えます。なにかミスをしたときに、「自分はダメだ」と落ち込むのではなく、「なぜミスが起きたのか」「どうすれば防げるか」と考えることができる人は、確実に成長していきます。失敗から学べる人こそが、お客様に選ばれるプロになっていくのです。

さらに、向上心のあるスタッフは周囲の仲間に良い影響を与えます。その姿勢を見て「自分も頑張ろう」と思うスタッフが増え、チーム全体が前向きな空気に包まれていきます。向上心は伝染するのです。たった一人であっても、その努力が、チーム全体のサービスレベルを押し上げる力になります。

サービス業の仕事は、機械にはできない「人の温かさ」や「気づき」が大切な仕事です。だからこそ、自分を磨き続ける人は、お客様にとって特別な存在になれます。そしてその先には、「あなたがいるからこのお店に来たい」という最高の評価が待っています。

向上心は、必ず誰かの笑顔につながっています。現状に満足せず、日々少しずつでも良くしようという気持ちが、自分自身を成長させ、お店全体をより魅力的な場所へと導いていくのです。サービスの質は、自分自身の内にある“向上心”によって高まっていきます。つまり、向上心は成長と信頼を生み、人の心を動かす原動力につながるのです。

2025年11月14日太田 秀和

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