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社長メッセージ

察する力を磨く

飲食店における営業力とは、単に料理を売り売上を上げる力ではありません。大きな声でおすすめを伝えることでも、無理に追加注文を取ることでもありません。本当の営業力とは、「また来たい」と思っていただく力です。そしてその土台にあるのが「察する力」です。

「察する力」とは、「お客様の言葉になる前の気持ちに気づく力」です。メニューを長く見ているお客様は迷っているのかもしれません。料理の進みが遅いお客様は量が多いのか、味について何か感じているのかもしれません。入口で少し立ち止まるお客様は、初めての来店で不安を感じている可能性があります。お客様はすべてを言葉にしてくださるわけではありません。だからこそ私たちが観察し、一歩先に動くことが価値になります。

「お料理のお味はいかがですか」「量は大丈夫そうですか」「本日寒いのでブランケットをお持ちしましょうか」。こうした一言でお店の印象は大きく変わります。

察する力は特別な才能ではありません。“見る・感じる・考える”を習慣にすることです。しかし私たちに求められるのは、個人の感覚で終わらせないことです。

私たちの役割は、察する力を“文化”にすること。自ら客席を見ているか。スタッフ同士で「今のお客様は何を求めていたと思うか」と問いかけているか。良い気づきを共有し、具体的な行動基準として落とし込んでいるか、が重要です。察する力は、共有されて初めてチームの力になります。

察して動けるスタッフが増えると、自然と追加注文は増えます。滞在満足度が上がり、再来店率が向上します。クレームも未然に防げます。これは偶然ではなく、察する力が生み出した結果です。

売上は押し売りからではなく、信頼の積み重ねから生まれます。

最も大切なのは、お客様に関心を持つこと。売上よりも先に、お客様の気持ちに目を向ける。その姿勢が店の空気をつくります。「営業力はテクニックではなく、向き合う姿勢」です。「察する力とは、思いやりを行動に変える力」です。

今日一日の営業で、何人のお客様の“言葉にならない声”に気づけるでしょうか。私たちの視点が変われば、お店は変わります。営業力を文化にするために、まずは「察する力」を磨いていきましょう。

ようやく春めいてきました。季節の変わり目、体調管理には十分気を付けてください。花粉症も早めの対策を心がけましょう。

2026年3月13日太田 秀和

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