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社長メッセージ

盤より低い藤井棋聖のお辞儀

藤井聡太新棋聖は対戦相手に、そして将棋に対して礼を尽くし
「負けた時は潔く、勝った時は相手への敬意を表し、より深く」
悲願を達成した勝利の瞬間、深々と頭を下げています。
先日の通算185回目となった勝利のお辞儀。目の前にある盤よりもさらに低い位置まで下げた頭は、日本中を驚かす最年少タイトル獲得へと導いた謙虚さを示す、何よりの証拠だったのです。

幼少期から、将棋に負けると大泣きして思い切り悔しがったそうです。プロ入りしてからの中学生時代も同様、今でも自身の劣勢、敗勢を悟った時は、大きく、がっくりと肩を落とす姿が印象的です。
最終盤で、はっきりと敗勢になってからも、すぐに投了することはしないし、むしろ投了するまでが長い。どうしてこうなぅたのか?他に方法は無かったのだろうか・・・?など、敗戦を自分自身が受け入れるのに、それだけの時間がかかるのでしょう。最終盤で自分が負けていることは、一目見れば誰でもわかるのに、本人にとっては、それだけ「負ける」ことが受け入れ難い事実であると言うことなのでしょう。
“人は勝負事で、勝つ時よりも負ける時ほど人柄が出る”と言います。
自分の中の葛藤を終え、ようやく気持ちの整理がついたところで相手に向かって「負けました。」と、しっかりとした口調で言う。
藤井棋聖は決して声が大きいタイプではないのですが、投了を伝える言葉は、相手に聞こえるようにはっきりと言う。相手への敬意がそこに現れ、そして実に潔い。

彼の将棋に対してどこまでも真摯である姿勢は、対局の最後に締める“お辞儀”に一番現れています。
そのお辞儀は、とにかく低くて、深い。
戦いの最中は前かがみになり、盤にのめり込むような体勢になることも多いのですが、最後にお辞儀した頭の位置は、将棋盤よりも低い。
後頭部どころか首筋まで見えるほど。
更に素晴らしいのは、負けた時はもちろん自分が先に頭を下げるが、勝っても負けても相手より先に頭が上げることは無い。
プロ入り以来、ずっと目標に定めてきたタイトル獲得が決まった瞬間も、その姿勢が崩れることはなかったのです。

対戦相手と“将棋”に対して、礼を尽くし、誰よりも低く、深く頭を下げる藤井聡太棋聖の「お辞儀」は人々を魅了すると同時に、彼の人間としての“奥ゆかさ”を感じます。
若干18歳の大物に学ぶことは、本当に多くあります。

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2020年9月15日 太田 秀和

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