段取り力は仕事力!
「段取り力は仕事力!」すべての仕事には目的があります。そして確実に、かつ短時間でその目的を達成するためには、実際の業務に取りかかる前に適切な段取りがとても大切です。しかし、なかには段取りが苦手でいつも途中で作業手順の変更をせざるを得なくしてしまう人や、まったくの段取りなしに動き出し、すぐに途方にくれてしまう人もいるのを見受けます。確実に言えることは、「段取りが上手な人は仕事が速いうえに、仕事の“質”や“精度”も高い!」と言うことです。逆に「段取りが苦手な人は仕事が遅く、仕事の“質”や“精度”が低い!」という結果になってしまいがちです。仕事の事前準備の大切さを表す格言として、「段取り8分(ぶ)、仕事2分」があります。事前にきちんとした段取りさえしておけば、仕事の8割方は完了したということです。仕事に取りかかる前に、具体的に仕事を進める手順をきっちりと決めておけば、それだけ仕事の質とスピードは上がります。もちろん実際に仕事に取りかかると予想外のことがたくさん起こります。途中で段取りを見直す必要もあるでしょうが、何の段取りもなしに仕事に取りかかったのでは、良い仕事が出来るわけがないのです。たとえば、家を建てるときは必ず設計図を書きます。そして必要な資材を準備し、工程表も作成したうえで、実際に家を建てる仕事に取りかかります。段取りを十分に行わずに仕事に着手することは、設計図なしで家を建てることと同じで、ありえないことです。段取りに使う時間は決して無駄、余分といったことではなく、その後の仕事をスムーズに進めるための大切な準備プロセスなのです。段取りの基本として一番重要なことは、「目的の明確化」です。段取りの基本は自分がこれからやろうとしている仕事の目的をはっきりさせることです。目的が違えば必要な段取りはまったく異なるからです。
段取りは自分で「考える!」ことです。自分なりの段取りを考え、工夫し、改善する訓練がとても大切なことなのです。さらに自分自身で段取りするということは、与えられた仕事を自らが主体性をもって遂行することでもあります。段取りは、仕事力だけではなく、自立心も高めることができるのです。
今週末18日(金)「SALVATORE CUOMO & BAR 金沢片町」OPENします。新幹線で賑わっている金沢のど真ん中に新しい風を吹き込みます。ぜひ、皆さん食べに来てください。柴田店長はじめ、ベテラン社員とスタッフが皆さんをイタリアへ行った気分にさせてくれる、そんなお店です。季節の変わり目、体調に十分気を付けて秋を満喫しましょう!
2015年9月15日 太田 秀和