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社長メッセージ

チームの中でこそ発揮される個性!

脳科学者の茂木 健一郎さんの「チーム力」と題しての講演内容がとても印象に残ったので紹介します。(以下引用)

今回のお話は、ヘアデザイナーの加茂克也さん。ファッションショーの世界最高峰であるパリコレクションで活躍されている。1つのショーを成功させるためには、洋服のデザイナーをはじめ多くのスタッフがチーム全体で力を発揮することが大事だという。加茂さんのお話は「個性を伸ばす」「才能を発揮する」ということについて非常に示唆を与える内容だった。それについて世の中には「大いなる誤解」があると言う。「こんなチームにいては自分の個性や能力が発揮できない」と言っている人がいる。が、それは全く逆で「そう言う人は絶対に仕事は出来ていないし、プロフェッショナルではない!」と言い切る。当事者にはとても耳が痛い言葉だ。 

 チームプレイとか協調性が個性の反対語であるかのように言われているけれど、それはまったくの間違い。むしろ自分の個性を生かすためには、周りと協調しなければならないし、お互いに高めあわないといけない。

 すごく気になった問題は、本人が意識して個性を出そうとしている時は個性が出ていなくて、一生懸命考えている時には実はあまり考えていない、脳が働いていないということ。加茂さんは仕事中に「頭を使っていない」と言うけれど、客観的な科学的な立場から言うと、頭を使っているに決まっている。本人が頭を使っていないように見える状態が、実は頭を使っている状態だというのはまさにその通りだ。仕事に没入してしまっている時が一番仕事をやっているのであって、仕事と向き合っている感じが強すぎる時や、「苦労してやっているんだ」と感じる時は、実はあまり仕事は進んでいない。他人のために、チームワークでやっていると感じている時が、実は自分の個性が一番発揮されている。(以上引用。茂木さんの言葉は、表現が難しいので、この文章を噛み砕くには何回も読み直してください。)

仕事ができる人というのは、ただ能力があって仕事をこなせるというだけでは仕事ができるとは言いません。「本当に仕事ができる」という意味は、能力とそして協調性がないといけないのです。若い人にはよくあることなのですが能力はあっても協調性がないというようなことがあるといわれています。仕事をするうえで一人でできる仕事、自分一人の能力だけで仕事や会社がまわるということはありません。なかなか理解して行動に現すことは難しいでしょうが、普通の人以上の経験を積み重ねてきたからこそ皆さんにお伝えできるのです。

2015年10月15日 太田 秀和

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