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社長メッセージ

売れているラーメン

周りを見渡せば“売れているラーメン店”と“売れていないラーメン店”がある。通常は美味しいラーメンを出している店が売れてるお店、不味いラーメンを出している店が売れていないお店、という認識がある。しかし実際は、味は美味しいのに売れていない店も数多くあり、普通の無難な味なのにいつも繁盛している店もこれまた多く存在しています。では、その違いはどこにあるのでしょうか?

今は“美味しくて当たり前”の時代。不味いラーメンや料理は無いに等しいもの。美味しいや不味いはお客さんの好みに左右されて個人の評価が“基準”を生んでいるとも言えます。高評価・高支持を得るためには、単に美味しいだけではダメで記憶に残る味やお店づくりが大切な要素です。“美味しいラーメン”はあくまでもスタートラインであり、商品自体に「美味しさ+価値+魅力」が表現されていることが重要。お客様はそのお店やラーメンの味や情報を加味し総合的に評価していると言うことになります。つまり美味しさだけではない“付加価値”が感じられるお店が売れているお店として評価・支持されているということです。

大切なのは「店に入る前から出た後までを意識する」こと。実際、SNSで評判でも本当にラーメンが美味しいかどうかは食べてみなければ分かりませんが、「美味しい」の前に「美味しそう」を表現することが必要なのです。見た目や雰囲気、ラーメンにおけるストーリーも「美味しそう」に感じさせるための重要な要素と言えます。

ラーメン評論家の方が話していました。「美味しいかどうかは店に来て貰わなければ分からない。だからまず店に来てもらう事に全集中しなければならない。しかし売れていない店は“食べれば違いが分かる”と思って客が来るのを待っている。結果、売れない店は客が店に来てから動き出す「待ち」の姿勢になっている。しかし、売れている店は客が店に来る前から仕掛けている「攻め」の姿勢なのだ。」「そして売れていない店は来た客にラーメンを出すところで仕事が終わっているが、売れている店はラーメンを出してからが勝負と考え行動する。客にとってはラーメンを目前にしてからがメインイベント。売れている店はいかに美味しく味わってもらえるかに注力する。食べ終わって店を出るまで全神経を集中させ、その帰り道や家に帰った時に客がどう感じているかまで意識し想像している。」「いかに付加価値を与えて満足度を高めることができるかが、現代のラーメン店には問われている。」

美味しいラーメンである前に“おもてなし”や“心構え”というサービス精神がとても大切なことです。

2025年5月15日太田 秀和

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