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社長メッセージ

<機を見るに敏>

ウィズコロナやアフターコロナと呼ばれる時代に入ってきました。秋から冬にかけて第2波が必ずやってくると言われています。これは医者や専門家から見ると常識なことのようです。今後、私たちが生き抜くにはコロナと呼ばれる未知のウイルスと上手に付き合っていくしかないようです。商売においては、今までのやり方や法則が全く通用しなくなりました。新しい売り方、新様式での営業の仕方を確立していかなければなりません。しかし、どんな難問にも必ず出口はあります。今、世の中が横並びで一斉にスタート地点に立ったようなものです。

“ダッシュ”と“技”と“スピーディーな行動”が一番の「手」なのです!

「機を見るに敏(きをみるにびん)」という言葉があります。

意味は「チャンスを素早くつかんで、的確に行動を起こすこと!」

好都合な状態をいち早く見極めて、スピーディに行動し、チャンスをものにする様子」を表しています。

「機」は「ものごとが起こる予兆やきっかけ」「ものごとの大切な部分」また「ものごとの潮時」という意味を持ちます。

「見る」は「視覚を働かせて、ものごとの状態や内容を目で認める」また「感覚を働かせて、ものごとを判断する」ということです。

そして「敏」には、「頭や身体が素早く働く様子」「素早く動くこと」「鋭く敏感であること」を指す言葉となります。

世の中には素晴らしいチャンスやきっかけが多くあります。しかし、これらをいち早く見極め、的確に必要な行動を起こさなければ好結果には結び付きません。「機を見るに敏」が示すように、的確でスピーディな行動力が必須となります。

このコロナで世界中の人々が同時に打撃を受け、辛く悲しい想いをしました。ところが、いざ経済活動が復活し、営業が元の姿に戻りつつあると、自分自身の考え方や気持ちも元に戻ってしまっている人がいるようです。世の中がこれだけ変わって進化して行こうとしている中で、一番変わらなければならないのは自分自身だということを肝に銘じておくべきだと思います。

また、機を見るに敏の類語表現には「時期を逃さない」があります。

すなわち「好機やチャンスを取る」という意味です。

もう一方で、やや変化させた表現に「風向きを見るに敏」や「横を見るに敏」という言葉もあります。

「風向き=ものごとの成り行きや行方、状態」、「横=周囲の状況や動き」というように、コロナ時代の中でどう向き合っていかなければならないのか?常に問い続けてスピーディーな行動を起こした者しか生き残れないと痛感します。

そう、「行動は嘘をつかない」と言います。自分を押すのは自分自身。

私は「行動は裏切らない!」と考えています。

2020年6月15日 太田 秀和

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