夏から秋へと新店舗のOPEN３店舗続きました。創業以来、新規出店やリニューアルOPENを２１回行ってきました。（これだけお店の立ち上げをやってきた会社は近隣には無いかと思います。）その分、我々にはお店づくりに対するこだわりが強くあり、またこの道のプロとしての自負もあります。お店を１軒立ち上げることは当然ながら容易ではありません。様々な準備はもちろん大変なのですが、実はこれは時間とお金さえあれば出来るでしょう。でも絶対に誰にも真似出来ないことがあります。それは“新しいお店に息を吹き込むこと！”です。

私はこの息を吹き込むことを毎回行っています。通常、業者さんに頼めばお店づくりは最後の完成までなんでもやってくれます。でも、私はその手前で止めます。また、自分で出来ることは全て自分で行います。もちろんお金をかけずに経費節減の意味もありますが、自分でやることによって一つ一つに息を吹き込んでいるのです。皆さんの目に見える飾り物は全てのこと、目に見えない細部に至るまで･･･お店をつくりあげるということに人一倍こだわりを持っています。それはお店の誕生を意味します。そして店長をはじめ皆さんに引継ぎ、お店を実際に育て成長させてもらっているのです。人の誕生から成長と同じです。だから生きるために必死です。

皆さんに伝えたかったこと、それは“新しいお店に息を吹き込む時の想い”です。

ずっと守っていかねばならないとても大切な“想い”なのです。

＜スピード提供こそ最大の善！＞

私が外食産業に入った当時の社長から一番最初に教わったことは「スピード提供こそ最大の善」という言葉です。最初は早ければ良いというもんじゃないのになぁ･･･とか、それよりも･･･と理解に苦しんでいました。でも今、確実にこのことは大切なことだと言い切れます。この言葉には、ただ単に早ければ良いと言っているのではありません。「お客様に対して、みんなが一丸となって一生懸命努力して、最高の品質で最高の料理を最高のサービスで素早く提供する。」この姿勢が一番大切なことであると言う意味なのです。

消費が冷え込み外食離れも見受けられるこの時代に、わざわざ足を運んでくださったお客様に対して、今、我々が出来る最高のおもてなしをする。このことが今一番大切なことなのです。

急に冷え込んできましたが体調管理はしっかりと。毎日元気に営業しましょう！

2009年11月13日太田 秀和