私の座右の銘を一つ紹介。

【努力に勝る天才なし！】

先日、イチロー選手が今年も200本安打を達成したことは皆さんご存知でしょう。そのときのイチローのコメントにはとても感銘を受けました。インタビューで、

「“200本安打”ばかりがフォーカスされてしまうが、それはとても残念」

「200本達成よりも、そこまで行く為に199本打ったことのほうがとても大事･･･」

これを聞いて私はハッとさせられました。その通りだと。200本達成するためには、その前に199本打たなければならない。1本から199本まで打った過程がとても大事なんだと。その苦労や努力は他人には計り知れないものがあるはずです。記録だけに執着することなく、日々の積み重ねを一番大切に重んじるイチローにとって、199本の過程は200本記録よりも、とても重要なことだったのです。

まさに“努力に勝る天才なし！”です。

　映画「剣岳」を観ました。更にここでも同じことを言っています。剣岳初登頂と日本地図完成の為への測量をとらえたこの映画の中で、数々の試練を乗り越えてやっとの思いで登頂を目指すが、「登ること(初登頂)が目的ではない。登ってからが本当の仕事(スタート)である」そして「人は何をしたかではなく、何の為にそれをしたのか？がとても大切である･･･」と。

イチローも剣岳も記録や結果を追い求めるのではなく、そこまでに至った過程を重要視しています。すべて物事にはそこに至るまでの過程があります。過程無くして急に成果や結果は生まれません。その為に努力している今が一番大切であり、楽しいのだと思います。

各店舗においても日々努力していただいている、売上を伸ばす為、無駄な経費を削減する為に、もちろん皆の生活があるから成果を出さねばなりませんが、その努力の過程(ステップ)をじっくり踏み締めて行くことがとても大切。成功しても失敗しても、そこに至った過程はお金では買えないとても貴重な財産なのです。

＜新店OPEN！＞

「香港吟次郎」10月21日(水) OPEN！

薩摩男児 吟次郎が美食を求めて香港に旅をする･･･。　皆さん是非お越し下さい。

2009年10月15日太田 秀和