先月の続き･･･博多でふらっと入ったお店「ＦＡＲＩＮＡ」というとっても美味しいピザ屋さん。飲食店の手本となる本来の姿を見ました。スタッフの動きの良さに感動していたのですが、更に驚いたことがあったのです。それは厨房スタッフが料理を作り終えるやいなや、全員フロアーに出てきて接客・後片付けにあたって･･･そしてすぐに洗い物や身のまわり整理。その筆頭にはオーナー(おじいちゃん)が、フロアーを足音立てずにサッサッっと軽やかに動き回っていたのです。たぶん60歳近いおじいちゃんですよぉ･･･！若者と同じスピード、いや、むしろそれ以上のスピードで動いていた姿にとても感動しました。フロアーに出て接客し、お皿を下げ、洗い物を片付け、そして料理を作る。おじいちゃんの動きにスタッフ全員が同調し、お店全体としてとてもスムーズに、なんとも言えない心地良いテンポで最高の空気感を演出していたのです。私はすぐに感じ取りました。このオーナー、ただ者ではない。この動き、仕事に対して相当な信念や情熱がないと生まれるものではない。街場のレストランがしっかりすればここまで出来ると言うこと。

更にこのお店何が凄いかと言えば、掃除がしっかりされていてピカピカ！ピーク中も絶えず手を動かして掃除している様子。私の信念でもありますが

“良い料理はきれいな厨房(店内)からしか生まれない！”これは明白です。

そしてお客さんにとって従業員が全く邪魔にならない最高の形を作る。食器下げや厨房でのガチャガチャした音が全く感じられず、従業員の歩く音すら聞こえない･･･。お客様はゆったり食事を楽しむことが出来る。これも素晴らしいサービスです！お店を愛し、お客様を大切にし、美味しい料理を提供する。そして従業員の動作についても理想のレストランの形が出来ているということ。

これに、従業員のサービストークが加われば最高のレストランの姿です。（ちなみにこのお店ここまでは求めてないと思います）

全てのサービスが完璧なこのような理想系のレストランは･･･

ちゃんと東京にあります。ちょっとした心掛けで我々も出来ます！

＜　REGALETTO　レガレットOPEN！＞

小さいお店ですがLunchを中心に連日大盛況です！皆さん是非お越し下さい。

2009年8月15日太田 秀和