外食に出かけるとき、どんな想いを持って、そして何と言って出かけるだろうか？

きっと「何か美味しいもの食べに行こう！」となるだろう。誰も最初から「不味いもの食べに行こう」と思っている人はいない。折角、外食に出かけるのだから美味しいものを食べて、愉しい時間をゆっくりと味わいたいと考えているはず。

当たり前なことではあるが、我々レストランはそのお客様の気持ちを裏切ってはならない。いつも繰り返すが、サービス業はむしろ、お客様の期待以上の料理やサービスを提供し、“感動”を与えることがとても大切なのである。

　外食をしていて、家族でもカップルでも友達同士でも、会話が弾んで“とても愉しく良い時間”を過ごしたという経験があるはず。でも、後から考えると何がそんなに愉しさを押し上げたのだろうかと･･･。それはそのお店の空気感から作りあげた雰囲気が良かったからであるはず。料理はもちろん、スタッフの対応、細かな気遣いのサービス･･･。決して珍しい食材を使った料理や派手な内装がなくても、本当に心のこもった料理というのは嬉しくなるほど美味しい。そんなレストランで過ごした時間はかけがえのない“美味しい時間”なのである。

美味しい時間＝「美味しい料理も含めた愉しい時間」＝「心の豊かさを味わう時間」

料理にこういった“心の豊かさを添える”ことが私たちの仕事なのです。

＜全ては最初の10分で決まる＞

お客様は入店してからの10分でそのお店の評価の物指しをつけています。それは「ご案内」と「オーダー取り」この2つで全てが決まるといっても過言ではありません。スタッフがお客様と最初に接してお店のアピールをする最大のチャンスであり山場であります。よく新人にオーダーを取らせたりしますが、あり得ません！自分はベテランで自信があります！と言った人が率先して行くべきなのです。お客様はここでこのお店の期待度を決めているのです。それが料理をより美味しくし、愉しく美味しい時間を演出するのです。逆にここで失敗すると、せっかくの料理が台無し。来なければよかったとなるのです。これは誰もが経験あるはずです。この重要性が認識されれば後は内容です。それは「お客様の気持ちになって考える」です！

＜新店7月OPEN！＞

金沢市・田上に「たっぷり野菜と美味しいパスタ」のお店をOPENさせます。

気軽に入れるお洒落なお店です。どうぞご期待下さい！

2009年６月15日太田 秀和