GW商戦お疲れ様でした。連日マスコミでは100年に一度と言われる大不況と言われる中、定額給付金・高速道路1,000円などの政府の景気向上対策が即効性を浴びて我々の業界にも感じ取られます。不景気だと思い込むとそれだけで財布の紐がかたくなりますが、今回のように明るい景気対策は財布の紐を緩ませてくれたのではないでしょうか？とは言っても反面、大企業の赤字決算が毎日のように発表されています。金融支援策も行われこれからが正念場。本当の景気はまだまだのようです。

ある旅館の主人が“今は大きなチャンスである”と、こんな話を言っておられます。

「景気が悪くなると･･･⇒お客様が半分になる。」

「お客様が半分のなると･･･⇒一人ひとりに倍のサービスを提供できる」

「結果、お客様の満足が向上する･･･⇒リピーターになってくれる確立が倍になる」

この考え方には一瞬戸惑いもありましたが、すぐにサービスの原点・本質を考えておられると分かりました。サービス業に限りませんが、この不景気は“おもてなし”の原点をしっかりと見つめ直す意味でも、“大きなチャンス！”なのでしょう。

GWが終わり各店、一息ついた感がありますが、この旅館の主人の言葉をよく考え行動してみてほしいのです。今こそ本当に“心のこもったおもてなし”がこの時代を生き残る道だと考えます。先月まで私のアメリカ体験談を連載しましたが、それこそがアメリカのサービス(ホスピタリティ)本場に学ぶ“おもてなし文化”です。明日ダイニング全店舗の方向性はこの“美味しい料理とおもてなし”に全て向かっていきます。難しいことは何一つ無く、全員が今からでも簡単にできます。

それはちょっとしたことで･･･

 「思いやりのある言葉掛け」　と　「気付き(気配り)の行動」

最初はこれだけで良いのです。少しだけ自分を変えてみてください。仕事としてだけでなく、人生にも必ずプラスにしてくれることは間違いありません。

そよ風が心地いい季節。何をやっても気持ちいいですね。

新たな勉強やチャレンジに意欲をかき立てます。今が大きなチャンスです！

2009年5月15日太田 秀和