<ひっくり返す!“逆転の発想”>
2020年、今年はいよいよ東京オリンピックです。高揚感に沸いた一年になりそうですね。私が小さい頃、思い描いていた2020年と言えば、空に車が飛んでいて宇宙にも気軽に旅行できる…、そんな未来の姿でした。現代は車こそ空を飛んではいませんが、当時からは想像もつかなかったくらいに便利な世の中になっています。ただ、変わらないのは人間の心の中。むしろ一歩間違えば、誰でも深い闇の中に入っていくような混沌とした時代になってしまったようです。悲しいですが、、、。
元日の朝日新聞を読んで、とても興味を惹かれる不思議な広告を目にしました。それは大きな文字で「さ、ひっくり返そう。」と書かれたそごう・西武の広告です。
大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。
「文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。」「逆転劇が始まります。」
そのまま読むとかなりネガティブな文章です。しかし、一行ずつ逆さに読んでみると、先ほどとは正反対のとてもポジティブな内容に変わります。
どうですか?みなさん、凄くないですか?これぞまさに“逆転の発想”です。
炎鵬関を起用した理由については「現在、幕内で最軽量の力士で、小兵であることをハンデと思わず、むしろ強みとしてポジティブにとらえ大活躍。その姿が、今回の内容にぴったり。」とのことです。
逆境も視点を変えると違った様相に見えるという点、正面から見ただけでは何も変わらない、正反対の裏側から誰も気付かなかった点に切り込むことが、現代の私たちに必要なのだと思います。
2020年は「美味しいお店」とは何か?そのためには何が必要か?“美味しさ”のためにできることは何か?ということを毎日考え、いろいろな改善に皆さんと一緒に取り組んで実り多き年にしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年1月15日 太田 秀和
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