もう何年も前になりますが･･･、

東京・紀尾井町にAUX　BACCHANALESオーバカナルというCaféがあります。このCaféはTVドラマ等のロケ場所としてよく使われており、とても有名です。また実際に芸能人も多数利用しています。ある朝、私は10時の開店と同時にそこへ行きました。お店に入ろうとしたとき、一台のベンツGクラスが目の前に止まり、運転席から降りてきたのは木梨憲武･･･そう！ノリさん。そして助手席からは安田成美と子供たちが･･･。家族で休日のひとときのご様子。お店の中に入って来られ、なんと私の隣の席に座りました。このお店をよく利用しているようで、パンケーキやサンド系の食事を注文。私は視線を気にしながらも、さりげなく家族の動向をうかがっていました。外での食事に、はしゃぐ子供たち･･･、ノリさんはしっかり注意し「ここはレストランなんだよ！」と教育を。テレビでは見ることのない父親の姿がそこにはありました。料理が運ばれ、子供たちは大喜び！ノリさんが料理を取り分けたり、食べさせたり･･･意外とマメな方で･･･、なんとも温かな光景。多忙な芸能人でもこの瞬間にいろんな努力が垣間見れ、こんなに良い家庭を持ってノリさんって凄い人だなぁと感じていました。食事が終わり、子供たちに「ごちそうさま」を言わせ、先に子供たちが外に出たとき、ノリさんはテーブルの上、下、周りと子供たちがこぼした料理やゴミを拾い、それは本当に丁寧にきれいに片付け、最後の最後までチェックして、そして隣にいた私にまで「ご迷惑をお掛けしました」と言わんばかりの会釈をして帰って行ったのです。それらはいつも見られているから･･･という立場での作られた行動とは感じませんでした。これは体裁だけ作って出来るものではありません。本当に周囲に最大の気配りをしている。芸能界という見方ではなく、人としてしっかりとした方なんだなと感じました。

ほんの１時間くらいの光景でしたが、ノリさんから大切なことを学びました。

「気付きの良い人は気配りが良い。周囲にしっかりと目が向けられている。」

そして「魅力ある人＝最高の気配りが出来る人」なのでした。

　今、お店はどんどん不況の真っ只中にさらされています。こんなときこそ、我々が希望と自信を持ってお客様に良い商品を提供することが一番大切です。

その料理を一番美味しい状態で提供すること！それが“真のサービス”なのです。

今年もあとわずか。健康第一です。皆さん良いお年を！

2009年12月15日太田 秀和