連日の報道で、とても大変な騒ぎとなっている焼肉えびすの「ユッケ食中毒」は本当に心の痛む事件となっています。これは他人事ではありません。我々も“食”を提供する飲食店として、しっかりと襟を正して行かねばなりません。

“食”に携わる我々にとって何よりも大切なことは『安心・安全』です。それが確立されてはじめて『美味しさ！』『笑顔』『健康』へとつながります。言い換えれば、『安心・安全が無いところに美味しさや笑顔の追求はあり得ない！』と言うことになります。この事を全員が念頭に置き日々従事しなければなりません。今回の焼肉えびす食中毒事件は起こるべきして起きた！と言われても仕方ありません。衛星管理の甘さを突かれています。重要なのはここ。我々も今後、「最重点取り組み事項」として徹底的に管理を強化して行きます。しかし、ここには「衛星管理の甘さ」や「いい加減さ」「適当さ」という怠慢は一切排除です。一番大切なことは、お客様に対する本当の思いやりと感謝の心だからなのです。“食”の安心・安全が確立された上での美味しさの提供を全員が肝に銘じて取り組むように！これが使命です。

もう一度言います。私達はお客様の命を預かる仕事です。今回の食中毒事件を踏まえても、そのことは言い切れます。絶対に事故を起こさない！という従業員一人一人の自覚と行動に係っています。これから暖かくなり、食材が傷みやすく細菌が繁殖しやすくなる時期に入ります。お互いに注意し合う環境を店舗内で作り上げることが、まず第一歩として必要です。絶対に目を背けてはいけないこと。全員で食材管理と衛生管理の徹底に努め、細心の注意を払うよう、よろしくお願いします。

１． 手洗い徹底！頻繁に手を洗う⇒最低30分ごと手洗い⇒アルコール消毒

２． アルコール消毒による殺菌の徹底。（手・食器・バット・備品類）

３． 包丁・まな板の頻繁な洗浄、そして使用前のアルコール消毒。

４． 厨房内の整理・整頓（いらないものは捨てる、決められた場所に整頓）

５． ゴミはすぐ拾う。その前にゴミを落とさない、ゴミを出さない。

６． べちゃくちゃ喋らない！特に料理・食材の前、近くで。唾、高笑い禁止。

７． 体調不良の時、勤務しない、食材＆料理に触れない、近づかない。

８． 一切の装飾品の禁止（ﾋﾟｱｽ、ｲﾔﾘﾝｸﾞ、ﾈｯｸﾚｽ、指輪、時計等）

９． 清潔な身だしなみ。きれいなユニフォーム、帽子、靴、髪の毛縛る。

10． 掃除の徹底！とにかく掃除！掃除！掃除！　掃除そして殺菌！

『万全な衛生管理で最高の美味しさを提供しよう！』

2011年5月13日 太田 秀和