1. HOME
  2. お知らせ
  3. 情熱の国、心温かい国“スペイン”

NEWS

お知らせ

社長メッセージ

情熱の国、心温かい国“スペイン”

先月、現地滞在正味3日間の日程でスペインに行ってきました。向かった先はバルセロナとマドリード。街中が世界遺産といった感じでとても美しいところでした。なんと言っても世界遺産「サグラダ・ファミリア聖堂」は圧巻!130年前に着工して今もなお建設中なのです。(一説によると2026年完成予定とか?)その地に立ち、建物を見上げた時、なんとも言えない歴史の深さに感動しました。130年前の人々の姿や考え方、歴史的背景を想像して言葉には出来ないとても深いものを感じていました。観光の移動手段は地下鉄&バスを利用。戸惑うスペイン語にも楽しみながら地元の暮らしに触れ合いたかったのです。バスに乗って世界遺産「グエル公園」に向かっていた時、一人のお婆さんが「そこに行くなら次で降りるといいよ。」とやさしく教えてくれたのです。おそらく不安げに乗車している私達のことを察したのでしょう。教えてくれた場所はズバリ!公園に一番近い入口でした。別にあるグエル公園停留所で知らずに降りていたら数㌔上り坂を歩かねば行けなかったのです。お婆ちゃんの国境を越えた優しさにとても感謝です。あの微笑んでくれたやさしい笑顔が脳裏に焼き付いています。地下鉄での移動中、急にアコーディオンで演奏しだす人が現れました。楽しい音楽で地下鉄の中はなんだかとても良い気分!周りの人々もリズムをとったり、口ずさんだり・・・。また、バスでも地下鉄でも共に目にしたのは、お年寄りに席を譲る行為。みんながごく自然な行動としてスマートに行っていたのがとても印象的でした。10以上の民族がいる国で不思議にまとまった心温まる貴重な体験でした。もちろん、食事が目的のこの旅で数多くの料理を食べてきました。最高のパエリアも堪能してきました。が、先述した心温まる人々を肌で感じれたことは最も忘れてはいけない大切なものと再認識させられました。飲食店が溢れている今、お客様は好きなお店を選べる時代です。他店との決定的な差別化を図らねば生きていけません。美味しい料理の前に我々のお客様に対する気持ちを統一しなければいけません。それは目の前のお客様に感謝することです。感謝の気持ちが芽生えれば自ずとお客様の気持ちが分かります。気持ちが分かれば今何をして差しあげるべきか気づきます。俳優・女優が泣こうと演技で流した涙には誰も感動しません。その人の気持ちになりきって流した涙は人々の心をも動かします。我々も同じ。「お客様の気持ちになりきること」がとても大切なのです。

10周年を迎え他社には出来ない次のステージへ皆さんと一緒に挑戦して行きます。4/11、11年目の明日ダイニングは再出発するのです。

2011年3月15日 太田 秀和

最新記事