2月26日(日)ついに紅虎餃子房がリニューアルOPENしました。12年目にして大改装を行ったのです。以前の北京にあるような田舎路地裏のノスタルジックな店内からガラッと変わって、明るくさわやかでエレガント？な雰囲気に大変身しました。お客様の反応も上々。とても素晴らしい改装になったと自負しています。OPENにあたり、紅虎スタッフ全員にこう話しました。「お店の外側も内側も新しく綺麗に生まれ変わりました。しかしこれはお金さえかければ出来る簡単な事。本当のリニューアルとは、お店だけ変わってもそこで働くスタッフも変わらなければ何の意味もありません。重要なのはここ。自分自身も新しく生まれ変わるんだ！と言う意識改革が何よりも大切。ぜひ、そう言う気持ちで臨んでほしいのです！」と。これは紅虎にかかわらず、全店に言えることです。それは今までと同じこと・同じ気持ちのまま取り組んでいたのではいけない！と言うことに早く気づくこと！建物や設備、物や商品(料理)を変えただけではなく、一番変えなければいけないのは一人一人の「変わろう！」という“意識”なのです。そして目の前のお客様に対して「美味しく料理を愉しんでもらおう！」という心からの気持ちを添えてこそ、本当のサービスと言えます。我々はこのことにいち早く気づき、変わらないといけません。本当に変わろう！と気づき、行動始めた人はきっと仕事を通してかけがえのない宝物を得ることができます。それは自分自身から湧き出るパワーから生み出すものだからです。きっかけはいつもほんの少しの『気付きと行動』の差でしかないのです。

＜当店の料理が好き！＞

当然のことながら、自分のお店の料理が嫌いな人はそこで働いていないでしょう。にもかかわらず、自店の料理の味や特徴、商品知識を分かってないスタッフが多すぎるのはとても問題です。全員が「料理が好き！」と言える。「料理のことを全て知っている」と言えるよう勉強する。それは料理を好きになることで、お店に来られたお客様と“会話”ができる。会話が出来ればお客様と“共感”が生まれる。共感が生まれれば「お客様が好きになる」そして「お客様を大切にする・大切にしたい」と言う気持ちが芽生えてくるはずだからなのです。そういう気持ちを持つことが出来る人は本当に輝いています。世の中にいろんな仕事がありますが、こんなに自分を磨くことができて、人をも幸せにすることが出来るサービス業ってとても素敵な仕事ではないですか？16年前、ロスで出逢ったレストランのウエイトレスが言っていました。“I am so happy every day.”　　　

2012年3月15日 太田 秀和