世の中がどうなってしまうのか、、、こんな世界を誰が想像したでしょうか？ ウイルス拡散については以前から著名な学者が唱えていても、誰も現実的に捉えることはありませんでした。映画の世界だけの恐怖でしかなかったことが、いま現実として目の前で起こり、そして我々の目に見えない恐怖(ウイルス)との戦いになってしまいました。この敵の前では人間は無力であることを思い知らされます。 緊急事態宣言が出され事態はますます深刻化しています。耐えるときは耐え、1日も早く経済が回復することを願うばかりです。 飲食店を直撃したこの事態は、明日ダイニング各店舗においても同様で足元の状況はかなり厳しいです。日々の営業から分かる通り、売上がほとんどありません。休業店舗は5店舗(4/15現在)となりました。しかしながら、家賃や人件費などの固定費は発生します。いわば、売上が０で、経費100の状態です。これではお店も会社もすぐに潰れます。この局面を乗り切るには皆さんに協力してもらうしか他ありません。今の状態を医療に例えるなら、緊急手術をしたくても必要な血液が手に入らず輸血が出来ない訳ですから、懸命に止血をして1滴の流血も無くさなければなりません。 終りの見えない状況ですが、今後の運命を好転させるのに今必要なことは「大きな努力ではなく、小さな努力の積み重ね」でしかないと考えます。今こそピンチをチャンスに変える創意工夫が必要なのです。そのためには「毎日考えること！」「毎日行動すること！」「毎日少し変化させること！」「毎日少しの小さな変化に慣れること！」「毎日毎日、継続すること！」です。 私は皆さんに「この機会にいつもと違う行動をする。」という目標を提案します。自分自身の毎日決まったルーチンワークがあるかと思いますが、それをこの機会に止めてしまいます。細かいことですが、朝起きたら行動する項目、順番。毎日、飲むもの、食べるもの、する事、、、いつも決まって行動するパターンが出来上がっていると思いますが、一切止めてしまうのです。そしてこの細かい行動から変えてみる。必ず、今まで見えなかった世界、何かが見えてくるはずです。些細なことから変える「小さい努力の積み重ね」でしかないと思います。小さなことを変えれない人が大きなことを変えれるわけがありません。小さな努力の積み重ねこそが大きな結果を生むのです。 今は辛く大変な時ですが、ぜひとも皆が一丸となり知恵を出し合って、この局面を乗り切っていきたいと思います。生き抜くために頑張って行きましょう！ 2020年4月15日 太田 秀和