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社長メッセージ

来たときよりも美しく!

今夏のロンドンオリンピックは今まで以上に日本中が湧いた。日本人選手の活躍に熱くなり寝不足が続いた人も多かっただろう。そんな中、日本人の美意識について取り上げた記事があった。これはサッカーが初めてワールドカップに出場した1998年フランス大会にさかのぼる。日本人サポーターが熱心な応援の試合後、チームシャツと同じ青色のポリ袋にゴミを集めていた。この姿が海外メディアに取り上げられ、「これぞフェアプレー」「入場前より試合後のほうがきれい」と驚きと称賛をもって大きく報道された。我々日本人にとって、小さい頃から教わってきた当然のことであるが外国人にはとても新鮮に映ったようだ。

「ゴミ拾いは日本人の心です!」こう言ってゴミ拾いボランティアに励む団体がいる。毎年、ゴミ拾いをしながら“たすき”をつなぐ、もう一つの箱根駅伝を開催しているそうだ。現在、この人達はオリンピック閉幕の翌日からロンドンに行き、日本人の仲間達を募り、「ゴミ拾い駅伝」と称してオリンピック会場をめぐっている。「日本生まれの駅伝とゴミ拾いを組み合わせたスポーツカルチャーとして、世界に広めていきたい」と日々活動しているそうだ。オリンピック種目にはならないだろうが、簡単に出来ないこの素晴らしい行動にぜひ金メダルを差し上げたいものだ。

また企業でも取り組んでいるところは多い。テレビCMでも良くみかけるが、JTの取り組みも大きい。祭りやイベント会場でゴミ拾い活動を行っており、今年のおわら風の盆でも一般参加型のゴミ拾い活動を行っていたらしい。

では、お店ではどうか?創業以来「ゴミを落としたらすぐ拾う!」と言うことをずっと言い続けてきたから皆さんは大丈夫だと思う。ゴミが落ちていても気にしない環境が蔓延するとそのお店は最悪である。『厨房を見ればそのお店の全てが分かる。』料理を作る前から仕事に対する姿勢が分かるものだ。ゴミが散乱している職場は、どんなに一生懸命働いても「美味しい料理」には程遠い残念な結果になる。

ゴミが落ちたらすぐ拾う!ゴミを落とさない努力!

「来たときよりも美しく!」簡潔で力強いメッセージがストレートの伝わってくる。「ゴミを拾おう!」「持ち帰ろう!」この精神は日本発。そして世界中に広まろうとしている。この素晴らしい行動をずっと守り続けて行かなければならない。

2012年9月14日 太田 秀和

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