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社長メッセージ

ポジティブな指導者!

今年の夏は本当に暑かったですねー。暑いだけならまだ良かったのですが、台風や災害続きで日本列島が異常なことになっています。9月に入ったら急に寒くなって最近では長袖上着を出す始末。今年は大雪に始まり、本当に大変な年になりました。過去の経験や今までの常識が全く通用しないくらいの変化が起こっています。

さて、今週は大坂なおみが全米オープンテニスを制覇した話題で持ちきりです。この全米オープン優勝がもたらす経済効果については、なんと200億円規模とも言われています。暗いニュースが続く中、勇気と希望をもらった奮闘ぶりに感動した人も多いでしょう。彼女のインタビューでは天然キャラぶりが好感アップにつながり、とても人気があるようです。実は彼女、大の練習嫌いで引っ込み思案だそう。その性格から物事をネガティブにとらえることが日常的に多かったようです。そんな彼女を救ってくれたが、現コーチのサーシャ・バイン氏。いつも陽気なバイン氏は「できるだけ楽しく、ポジティブな雰囲気を作ろう!」と日々の練習に努めたそうです。なおみ本人も「ハッピーでポジティブな人の近くにいることが、いい影響になっている。」とバイン氏を認めています。2人の相性の良さは普段の練習風景からも伝わり、練習前アップでは絶えず笑いながら併走。コーチも同じトレーニングを行い、同じ量の汗を流す。(これがとても重要!)コートの中はとにかく明るく、笑顔が絶えない。また罰ゲーム付きのサーブ練習やダッシュで、負けたバイン氏がスクワットをしている様子を彼女がにやにやしながらカメラで撮影すると、笑いの輪は練習を見学しているファンにも広がっていく・・・という感じだそうです。バイン氏は「成功の方程式はない。ベストを引き出すにはどうすればいいかをその人に合わせ個々に考える」。その哲学と信頼関係が大坂なおみを急成長させたことは間違いありません。チームナオミの専属トレーナー茂木奈津子さんも「コーチの雰囲気づくりがとても上手。チームとしてやりやすい。」と話しています。バイン氏は「すべては日々の練習の積み重ね。試合で良いプレーを生み出すための心構えが大事で、なおみとも常にミーティングで話し合っている。」と。世界一になれる器を持ちながらネガティブな考えで殻を破れなかった彼女が、明るく細かい気配りができるコーチの支えで一気に才能を開花させた。優れた指導力を持つコーチの存在が好成績に結びつく。どんなスポーツでも、また仕事においても同じで、指導者のコーチング力が要になっています。陽気でハッピーでポジティブ!若きコーチバイン氏33才と大坂なおみ20才。この2人のポジティブなサクセスストーリーが今後もとても楽しみです。

2018年9月14日 太田 秀和

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