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ミウラ・ドルフィンズ「チームMIURA隊」

 70歳を過ぎて3度エベレスト(標高8848メートル)に登頂、冒険家でプロスキーヤーの三浦雄一郎氏(86)。今月はこの人の話題。

先日、南米大陸最高峰アコンカグア(6959メートル、アルゼンチンのチリ国境付近)への登頂とスキー滑降を目指していたが、途中で挑戦を断念し下山したというニュース。そもそも、86歳での登頂には我々の想像の域を遥かに超えています。この登頂の詳細は、標高6000メートル地点で山頂アタックに備えていたが、さらなる標高での登山活動はリスクがあるとして帯同医師がストップをかけたというもの。元気満々だった本人もこれを受け入れ、アコンカグアからのスキー再現の夢はならなかったとのことでした。三浦氏は息子の豪太氏(49)らと隊を組み、2日に日本を出発。現地時間18日、アコンカグア山頂を目指してキャンプ地プラサ・コレラ(6000メートル)に到着。体力を温存して早ければ21日の登頂に備えたが、天候待ちのためプラサ・コレラに2日間の滞在を強いられた。この間、6000メートルでの長時間にわたる生活が86歳にとって肉体的、生理的に負担がかかってきているとされ、ドクターストップがかかった。これ以上高い標高での登山活動は心不全を起こす危険性があったという。三浦氏は非常に前向きで、自覚としては登れると感じていたが、信頼する大城医師の判断に従った。医師は「よくここまでこの肉体と年齢で頑張ったと思います。ただこの標高はもう生物学的に86歳の限界です。生きて帰るために今日下りる、この判断をいたしました。」三浦氏は「自分ではまだまだ行けるつもりでいたが、大城先生の判断に従い、今回の遠征は自分としてはここで終わる。僕自身、大丈夫だと、頂上まで行けるという自信はありましたけれど、やはり周りでみての状況、特に大城先生の判断ということで、それに従うということにしました」と話しています。

このエピソードを聞いて、本当のチームとはこういうものなんだと痛感します。すべては「信頼」からなのです。また、高齢での登頂はムリだと言われることに対して三浦氏は「できない理由を並べるのではなく、どうすればできるかを考えています!」・・・と。86歳の方の言葉はとても重みがあります。私たちは三浦さんよりずっと若いのにできない言葉ばかりを並べて言い訳にしてないでしょうか?皆さんはこの話どう感じましたか?三浦さん本人は「90歳で再びエベレスト」も公言しています。先日の登頂時は勇気ある撤退で山を下りた・・・ということなのでしょう。三浦雄一郎さんは人生のお手本のようです。正に「強い自分に成る」です。  
2019年2月15日 太田 秀和

<チームMIURA隊 登頂記録> http://www.snowdolphins.com/cn7/pg218.html

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