紅虎餃子房ファボーレ店に於いて去る3月4日12時10分頃、作業中の吉川さんの右太ももに大怪我を負う事故が発生してしまいした。勤務作業中に起こった事故であり、未然に防ぐことが出来なかったものかと大変悔やまれて仕方ありません。入院2週間、リハビリ2週間の全治1カ月と診断され、吉川さんには予期せぬ苦痛を与え大変申し訳なく陳謝しております。吉川さんは病床からも「仕事が気になって仕方ないんです。」と大変ありがたいお言葉をいただいておりますが、今は治療に専念していただき、一日も早く元気な姿での復帰を願っております。

事故の原因ですが、脱水機による食材脱水中に何らかの要因で脱水機が転倒し、吉川さんの右太ももに接触したものと考えられています。ランチタイムの作業中ということもあり当時の状況を始終確認していた人はおらず、結論から言うと原因特定には至っておりません。推測するには脱水機が振動で転倒し、その衝撃で上部の蓋が外れ飛び、接触したものと考えられます。

（この脱水機は即時使用禁止にしており、すでに処分済みです。）

それ以来毎日、この事故は未然に防げなかったものかと考えています。考えれば考えるほど悔やまれてなりませんが、いろいろな対策を打つことが出来たかもしれません。心のどこかで便利さが故に“気楽”になっていたのかもしれません。

今回の事故を受け、一番痛感したことは『作業の安全』です。これは『安全意識』とも言えます。私たちの職場には調理器具をはじめ、様々な道具や物で溢れています。本当に「安全？」と言う視点で見方を変えてみれば、全て「危険！」ともとらえる事になってしまいます。ここで我々の意識を根本から見直す必要があります。今まで安全と思っていた全てのことを否定し、「もしかして危険？」の意識を持つ必要があります。安全な対策を講じることには“やり過ぎ”はありません。

① 皆さん全員が安全意識を高く持ち、危険を未然に防ぐための行動を起こす。

② 少しでも危険と感じることがあれば、素早く店長に報告。

早速、安全対策協議を行い、現状調査を開始しております。今後、全店舗の安全対策を強化していきます。従業員の皆さん一人ひとりの安全意識を高めて頂くと共に、より働きやすい職場づくりを目指していく所存です。

今は、紅虎の厨房で働く吉川さんの元気で明るい笑顔を早く見たいと待ち望んで、ただただお祈りする毎日です。　　　　　　　　　　

2013年3月15日 太田 秀和