全員で“ひとつ”になると言う団結力が生んだ勝利!
1月29日深夜、私は興奮しながらサッカーアジアカップの決勝をリアルタイムで観ていました。日本もオーストラリアも1歩も譲ることのない接戦が続いており、ついに延長戦突入。両陣各選手の体力の衰えがまざまざと垣間見えてきたところで、長友選手の超人なスタミナにはとても驚きました。彼はこの試合中、誰よりも多い15㌔も走っていたのです。その超人が魅せた、オーストラリア選手の疲れている一瞬のスキを突いての李選手への完璧なパス。さすがです。そのパスを受けて宙に浮きながらスーパーゴールを決めた李選手も感動的でした。オーストラリア選手ディフェンス陣のほんの一瞬の遅れが失点に結びついた結果となったわけです。試合時間210分のうちのほんの一瞬ですよ。まるで武蔵と小次郎の巌流島の戦いで、小次郎の一瞬(一歩)の遅れを武蔵が一撃したことと同じほんの一瞬・・・、が勝敗を決めたのです。長友選手も李選手もよく見極めていたものだと拍手喝采です。アジアカップを通じてずっとザッケローニ監督が言っていた言葉がとても印象的でした。「試合に出れない選手(ベンチ)も含めて全員で掴んだ勝利」「ベンチも含め全員で出場しているサッカーなのだ!」と。レギュラー選手は固定で起用する監督が多い中、ザッケローニ監督は控え選手もほとんど全員を起用し采配を奮っていました。最終的に2人試合に出れなかったけど、その2人に優勝カップをワザと持たせて帰国するなど、監督の細部に渡る気配りにとても心打たれました。今大会を通じて、
① 全く隙を見せることのない緊張感の持続力
② 常日頃の訓練・鍛錬の重要性と継続力 =これこそ真の強さ!と
③ 全員一丸となって指揮官についていく団結力 “チームワーク”
ここで我々の仕事に置き換えてみると、これほどまでに努力して勝利を勝ち取ることってありますか?これこそが『日本一、営業力の強い店を作る!』ことの土台ではないかと痛感します。チームである前に個人個人の力強さが必要です。従業員全員が「よしやるぞ!と言う本気!ヤル気!」「お客様のためにしてあげたいと言う“気づき”“愛情”」を本当に自覚して望まないといけません。
日本国中が熱い声援を贈って見守ったこの試合から、今の時代にとても大切な“向かうべき姿”“団結力”そして“常日頃の努力の大切さ”を学ばせてもらいました。
自分自身と照らし合わせて、自らに“ 喝 ”を入れて頑張りましょう!
2011年2月15日 太田 秀和