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お知らせ

初めての海外・国境を越えた絆(チームワーク)

1984年12月、当時私は高校2年生。吹奏楽部で国際親善遠征で日本代表としてフィリピンに行ったのが初めての海外でした。上下関係の厳しい部でとても旅行気分とはかけ離れた雰囲気の中、でも初めての海外・・・。期待に胸膨らませながらの6日間でした。目的は「音楽を通しての国際親善」。まずは日本人学校へ訪問し現地の方々への激励演奏。微笑ましくとても温かく迎えてくれたことを覚えています。翌日はフィリピン市街地をパレード演奏。国旗を振ってとても歓迎されました。そして市内の高校に行き、学生達との親善合同練習。言葉は全く通じません。片言の英語が少々・・・。でも不思議なんですね。音楽って。言葉は通じなくても音符は世界共通。いざ楽譜に向かうと国境なんて関係なし。その場で即、音楽を通して意思疎通が図れるのです。ある意味、言葉以上に相手のことを分かりあえるものなのです。最終日の夜、市街地にある野外劇場にて、地元高校生100人位を集めて合同演奏会が開かれました。有名なクラッシックを数曲とフィリピンで当時流行っていた曲を初見(その場で楽譜が配られ即本番)で演奏。言葉が通じなくても音楽で通じ合った心。国境を越えた、見えない絆。全員が感動を胸に抱き、心に刻んだ記憶。高校生ながら本当に貴重な体験をしたなと思います。

あれから20余年。言葉が通じても絆づくり・チームワークはとても難しいと感じています。音楽のように皆でひとつになれば・・・。仕事の仲間だって出来るはず。この“絆(チームワーク)”が生まれれば、強いお店ができます。言葉ではなく気持ちです。

フィリピンで見た、とにかくでっかい太陽。水平線の左右いっぱいに真っ赤に輝いていました。遠い記憶の感動が鮮明に蘇ってきます。 また行ってみたいなぁ・・・・・。 

2010年2月15日太田 秀和

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