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勝ち組と負け組

「勝ち組」「負け組」とよく耳にする言葉です。ではビジネス界においての「勝ち組」とは?「負け組」とは何でしょう?また、その基準は何でしょうか?

ここでは一般論として書いてみます。(決して「勝ち組・負け組」の言葉にとらわれてはいけません。)

一般的に「勝ち組」とは業績を大きく伸ばし続けている企業や業種・業態・店舗等を言います。それは売上が昨年の業績と比べて100%以上を達成し、かつ、利益を大きく伸ばしている企業です。反対に「負け組」とは売上が昨年より90%以下の状態で赤字が続き低迷状態から抜け出せない企業なのだと言われています。

では、この「勝ち組」と「負け組」の差はどれ位の“差”なのでしょうか・・・?結論から言えば、「両者に大きな差はありません」。たとえば、お店で完璧に働くにあたっての1人の仕事の合計が“10”あるとします。すると「勝ち組」の従業員は“8”を完璧にやり遂げています。一方、「負け組」の従業員の仕事は0なのか?いや、そうではありません。それなりに“7”はやっているのです。

ここで第一に問題なのは、この差が“1”だと言うことです。しかし、この差“1”がとても重要で、毎日の積み重ねで計算すると、1週間で“7”、1ヶ月で“30”、1年で“365”になります。これを時間に換算すると1年でなんと!“365時間”の差。更に従業員が5~6人のお店では合計“約2000時間”もの差、となってしまいます。これが「勝ち組」と「負け組」の差を作ってしまうのです。1日たった“1”または“1時間”の差が生んでしまう大きな「差」に気付くことが出来るか、出来ないか?なのです。受験勉強で一夜漬けして慌ててもムリなのと同じですね。第二に問題なのは、「勝ち組」は“8”を完璧に協力しあってやり遂げ、常に“8以上”を目指しています。ここには全員で仕事しているという達成感・充実感に溢れています。おのずとお客様が増え、売上が伸び続け、良いスタッフが集まってきます。「負け組」は表面的な“7”を演出して達成感・満足度を重要視しなくなります。良い人は辞めてしまい、向上心の低い人が寄ってきます。その結果、お客様も避けるようになり売上が低迷して追い込まれていくのです。

これらが「勝ち組」と「負け組」の“差”なのです。世の中に天才と呼ばれる人はいますが、その人はある分野に特化しているにすぎません。人は皆、そんなに大差ありません。すべては「“意識”の差」だと私は思います。この差はお金では買えません。ぜひ、この「“1”の差」を意識して行動してほしいと思います。

2017年2月15日 太田 秀和

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