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社長メッセージ

変革の春!

『7つの習慣』という本の中に次のような話がある。クラム・チャウダーが美味しいと評判の店があった。昼食の時間になると、毎日お客さまで大行列ができるほどだった。そのお店の経営者は、欲を出してもっと儲かる店にしようとした。そこで考えたのはクラム・チャウダーの具を減らし、全体的に薄めて売ることで、仕入れの値段を落としたのだ。最初は原価を落としたことでコストが下がり、一時的に儲けが出た。ところが、味が落ちたことに気付いたお客様は徐々に店へ来なくなり、結果的に評判が落ち、売り上げはどんどん下がっていった・・・後はお分かりのように・・・。これをを否定的に見る人は、「あまりにも当たり前すぎる。こんなことは誰だってわかっている」と言う。しかし当り前だと思っていても、それを実践できるかどうかはまったく別のことである。クラム・チャウダーの店の話でいうと、何を一番大切にしなければならないのかというと、もちろんお客様である。お客様が店に来てくれるから、利益が出て従業員に還元できる。これは理屈では誰でもわかっていることだ。けれども人間には欲があるので、当り前のことができなくなる。仕入れの値段を落として味が落ちれば、お客様が離れてもしょうがない。わかっていても、「もう少し原価を落としても、大丈夫だろう」と利益に欲を出してしまう。人は欲との戦いで、その戦いに勝つにはしっかりとした人格が備わっていなければならない、それがこの本の最大の主張なのだ。あるべき人格を身につけて、人は初めて成功できる。人格を磨かず最初から成功だけを目標にすると、表面だけの成功になってしまう。この本『7つの習慣』は、人格を磨くために必要な心構えと、そこから得た行動を説いている非常に奥深い本です。ぜひ、皆さんに読んでいただき、、ここに書かれている習慣を身につけてもらいたいと思います。

ゲーテは「現在の姿を見て接すれば、人は現在のままだろう。」「人のあるべき姿を見て接すれば、あるべき姿に成長していくだろう。」と言っています。つまり、本来は目には見えないその人の可能性を信じて相手を高く評価すれば、相手もそれに呼応して自分の可能性を信じて生きられるようになる、ということです。

これは人間関係についても言えるでしょう。この人は仕事のできない駄目な人だという態度で周囲が接すれば、自分は駄目な人間だと思い込んでしまう。逆に、良いところを見つけて、その可能性を信じて相手と向き合えば、本人は自信を持ち、仕事もできるようになる。つまり、自分達の思いが相手をつくっていくのだと言うことなのです。ようやく春めいてきました。今年の春はすべてにおいて変えていきます!「変革の春です!」

2017年3月15日 太田 秀和

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