1. HOME
  2. お知らせ
  3. 本物の“一流”とは?

NEWS

お知らせ

社長メッセージ

本物の“一流”とは?

今年のプロ野球シーズンも終盤。私が一番関心を持ってみているのがマリナーズのイチローです。今年38歳(ちなみに清水常務と同じ)。残念ながら200本安打・ゴールドグラブ賞・オールスター戦出場の全てに於いて10年連続の記録が途絶えてしまいました。本当に残念です。マスコミ各社は年齢のよる衰えか・・・、若者への世代交代か・・・といろいろ書き立てますがどうなのでしょうか?実際のところは分かりませんがイチローの凄さはどんな記録より、何十年も継続し徹底してきた日常生活にあるのです。今日はその一部を紹介します。

なんと言ってもイチローは時間管理の達人なのです。野球の試合時間は平均3時間=それが本番な訳ですが、彼はむしろ残りの21時間をその準備として最大限完璧なものへと重点を置いて費やすわけです。準備への意識が希薄な人間は絶対に成功できない・・・とイチローは言っています。イチローの1日は試合時間から逆算し睡眠時間を計算します。起きる時間から食事の時間(食事の内容)、球場に入る時間、準備運動の時間から内容まで・・・。事細かに一切のムダが無いように考えて行動しています。試合中もバッターボックスに入る前や入ってからの動作一つ一つまで全て同じ動作を行います。そして試合が終わった後はグラブ磨きに没頭し、時間をたっぷりと費やし、他の選手たちが帰った後もずっと手入れに余念がないそうです。最後に今日の反省をし、明日への不安を取り除く段取りをするのです。驚きなのは、この完璧な時間管理をイチローは小学3年生の頃からずっと継続しているということです。彼は天性の才能を持った超人的な天才ではないのです。誰にも真似することの出来ないたゆまぬ努力を継続してやることのできる天才なのだと私は思います。彼の努力は素質ではなく、自ら置く困難な環境です。ラクをして一流になる道などありません。敢えて妥協せず、自ら厳しい環境を作り困難に立ち向かうからこそ成長があるのです。つらい仕事こそやりがいがあって楽しいものです。

×現状維持:ラクな仕事でいいや。このままで満足。何も言わないほうがラク。

上昇志向:困難な仕事だけどやろう!進んでやってみよう!楽しく仕事しよう!

イチロー式仕事術は弱い心にムチを打ち、強固な精神力と共に自分の持っている最大限のパワーを生み出します。「10年連続200本安打」の輝かしい記録よりも、そのための幼い頃からずっとずっと頑張っている努力の過程のほうが楽しいし、大切な財産なのだと本人は言っています。本当の一流とは、生き様が一流なのです。

やっぱりイチローの生き方がカッコイイかな! 

2011年12月15日 太田 秀和

~世界中が激動の一年でした。一歩ずつ確実に前へ!今こそ“ほほ笑んで!”~

最新記事