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社長メッセージ

段取り八分、仕事二分!

昔から「段取り八分、仕事二分」と言われます。要約すれば「事前準備で勝負は決まる!」ということです。たとえば、野球やテニス、卓球、サッカー、バレーボール等のスポーツを行うにしても、何の準備無く本番を迎えても勝てるはずがないのと同じ。プロスポーツ選手は事前に相手の情報を念入りに分析し、それを踏まえて対策を模索し練習・・・。本番前の行動で明暗クッキリ決まってしまいます。十分な備えあれば、同時に突発的なアクシデントへの対応もスムーズになります。このように段取り八分で準備しておくことが「先手必勝仕事術」なのです。

我々の仕事に置き換えると、ランチやディナーのピークタイム前、しいては前日、前々日、1週間前、1か月前に行う行動が段取り八分に当たります。料理の仕込みを例にとれば、明日のランチタイム〇〇人、ディナータイム〇〇人、1日トータル〇〇〇人という客数予測をもとに今日の仕込みは△△キログラム行う・・・といった内容です。しかしながら現競争社会、これだけでは他に勝てません。この上を目指す「更に先手の段取り」が必要なのです。これは「段取り力」と言えます。スポーツ選手が相手のプレーをビデオで何回も何回も見直して分析するように、我々もお客様の要望や嗜好を深く読み取り“分析する力”が必要です。

また、段取りには最終目標のゴールイメージを明確にしておく必要があります。お店であれば客数目標〇〇〇人、売上目標〇〇〇円となります。これは予算ということになりますが、要は「今日、明日、あさっていくら売り上げて、月間でいくら売る」という目標を明確に持ち、且つ日々の状況変化に応じて修正を加えていくことが「段取り力」の重要なポイントなのです。売上に限りません。1日の勤務時間の中での仕事のやり方であれば、今日のミスやムダを自己評価し考え、翌日には修正してみる。段取り力の根本は「こうやったらこうなるだろうから、〇〇しよう!」と想像(創造)力=イメージが重要です。これを「仮説」と呼びます。すなわち、段取り力の根底には想像(創造)性に溢れた「仮説力」が最も大切なことなのです。

「段取り八分、仕事二分」を実践すれば、仕事に余裕が生まれます。そしてそのことが良い質の仕事を生みます。結果、安定感をもって仕事できるため良い成果が生まれます。考えすぎることはないのですが、自分の中にルーチン化することがとても大切だと思います。まずは常に意識して心掛けることです。

お盆です。早朝のうちにお墓参りを。行けない人はお墓の方向を向いて手をあわせるだけでも。先人たちへの感謝の気持ちは大切です。残暑厳しい時期ですが、体力をしっかり保ち頑張って行きましょう!

2017年8月15日 太田 秀和

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