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お知らせ

社長メッセージ

美味しいものが食べたい!

早いものであと2週間程で2021年が終わります。コロナ禍で今年も自粛と我慢の一年でした。今は感染状況が落ち着いているとは言え、先行き不透明な状態に気をもむ日々がもうしばらくは続きそうです。この秋後半以降、徐々に人々の行動が活発になってきたお陰で、私たちの商売も少しずつではありますが客足が回復してきました。コロナ前に比べると全く追いつきはしませんが、そういう以前との対比的な考えではなく、今はお店にご来店いただけることの有難さをひしひしと感じます。

それにしても、あれだけ飲食店へ行くことが“悪”であるかのように毎日報道されてきたのに、なぜ、お客様は飲食店に足を運んでくれるのでしょう?まずそこには「美味しいものを食べたい!」という欲求が全てを上回るから…と思います。私たちは外食するとき、「今日は何か美味しいもの食べよう!」と言います。「不味いもの食べよう」と言う人はもちろんいません。

では、“美味しいもの”とは何でしょう?食事を美味しくしている要素には、味、匂い、塩気、甘み、旨味、見た目、色や形や温度…などありますが、これらは全て美味しさを作る“要素の1つ”にすぎません。一般的にレストランで言われる指標があります。それは、お客様の「美味しい」という言葉の表現の中に『料理そのものの味の善し悪しが占める割合は40%程度』ということです。では、残りの60%は?と言うと①お店の雰囲気(活気・スピード・清潔さ)②店員・サービスマンの接客(言葉遣い・愛想)③従業員の態度(調理や裏方スタッフの表情)・④合わせる飲み物⑤一緒に食事をする相手など…と料理以外の部分が占める割合の方が大きいのです。

すなわち『 料理の(40) < 取り巻く環境(60) 』ということになり、我々レストラン側の振る舞いやおもてなしが美味しさに大きく影響するのです。どんなに味覚的に美味しい料理が作れても、そのお店を取り巻く雰囲気や環境、おもてなしの気持ちが備わってなければ、そのお店での食事は美味しくなかった…となってしまいます。家族や仲間と一緒に「今日は美味しいもの食べよう!」とワクワクした気持ちは皆さんも容易に想像できると思います。

お店側である私たちにとって最も大切なことは、『美味しく食べてもらおう!』という“気持ちと気配り”であると考えます

お客様に美味しく食べてもらうには、食べ終わる最後の瞬間まで心地良い気分で過ごしてもらうことが一番の美味しさであるのです。

今年一年間大変な環境の中、みなさんお疲れさまでした。きっと来年は良い年になる!と願っております。

2021年12月15日太田 秀和

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