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お知らせ

社長メッセージ

自分を認める

今回は、人間には承認欲求があるという内容です。多くの人の心の中には、大なり小なり「他人(他者)から認めてもらいたい」という承認欲求を持っています。これはごく自然なことなのですが、現代社会の中において、今の自分の状態にふさわしい正当な評価を受けられているかどうかは、実際にはとても難しいものです。なぜなら、そういう自分への評価は上司や会社、または同僚など、自分以外の他人が決めることだからです。自分は正しい、頑張っている、という感覚が、他人から見ると違う風に映っているかもしれません。あるいは、他人から本当はとても良い評価を受けているのも関わらず、自分自身にはその承認欲求が満たされないが故に、評価されていないと感じることもあるでしょう。または頑張るところを間違え、燃え尽きてしまうこともあります。
本来、私たちにはお金では買えない尊い価値がそなわっています。世の中に誰からも全く認められていない人など存在しません。そこには自分が招く“迷いの霧”がかかって、なかなかそれに気づいていないだけなのです。実は、他人から認められているにも関わらず、そこに気づいていないだけ、あるいは、そのことに気づこうとしないためなのです。

大切なことは、まず「自分を認める」こと。そのためには、日々繰り返し行っている仕事や勉強を通じて「気づき」を深めることが必要です。そうすれば、次第に少しずつ迷いの霧がはれ、自然に光を放つのです。すると周囲は次第にあなたの価値に気が付くのです。まずは、自分の中にある、さまざまな価値を少しでも認めること。言い換えれば、「自分軸づくり」。ここが第一歩なのです。
一般的に、承認欲求とは他人から認められることを欲することを言います。心理学者アドラーは著書「嫌われる勇気」で承認を求めることを否定しています。それは「承認を求めることは相手の価値観に生きること」だからです。全員に好かれる方法は存在しません。ひとつの行動を取ってそれを褒めたたえてくれる人もいれば不満をこぼす人もいます。他人からの承認を求めることとは「他人の欲求を満たす都合のよい存在であると認められること」に過ぎないのです。他人から褒められ、認められる。誰しも嬉しいと感じることですが、誰かに褒められる行動をしようとしていては、自分のかけがえのない人生の貴重な時間を他人のために生きることになってしまうのです。これが他人の軸で世界を見るということ。自己肯定感とは、揺るぎない自信です。あの人に認められなくても嫌われてもあなたの価値は絶対に下がったりしません。
自分の価値を大切にし、自分を認めるというお話です。
2022年9月15日太田 秀和

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