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Rioオリンピック

やはり、オリンピックの年は日本中が元気になる。連日、メダルラッシュの速報が流れ、歓喜に沸いている。リアルタイムでなかなか観ることが出来ないが、ニュース映像十分に熱気が伝わってくる。そんな中で水泳の金メダルを獲得した金藤理絵選手の歩んできた道のり紹介をたまたま観たので紹介する。(以下引用)

金メダル獲得時のコメントでは「いろいろあった(北京五輪からの)8年間でしたが、加藤コーチの支えだけじゃなく、一緒に練習した仲間、戦ってきた平泳ぎの選手、家族、加藤コーチの家族にも応援してもらった。世界の頂点を狙ってやって良かった」と涙声で。番組では加藤コーチと出会った頃から浮き沈みの激しかった約9年半の道のりを振り返っていた。当初、加藤コーチは「将来的に世界のトップになれる」と確信し選手生活も順風満帆だった。だが、突然のアクシデントに襲われる。腰に激痛、椎間板ヘルニア。加藤コーチは「恋愛も犠牲にさせ、食事も制限させ、『俺の言うことを聞け』とやってきた。だが金藤は引退も考えた。ただ、この時、加藤コーチには初めて金藤を見た合宿での気持ちがよみがえっていた。「彼女は絶対に狙える!」と加藤コーチは改めて思った。金藤とは意見がぶつかり合った。

「順位やタイムより、消極的で情けないレースをしたくない。引退したら、あれが最後のレースになる。みっともない。納得したレースで終わりたい!」。

 加藤コーチも泳ぎを再分析し、独特の伸びのある泳ぎからピッチ泳法に改造した。ヘルニアを患った時から続いた遠慮も取り払った。「今は平気で怒鳴りつけている。すねて逃げ続けていた金藤も向かってくる」。昨年秋から師弟ともに、再び本気になって世界の頂点を目指し始めた。年初からその成果が出る。加藤コーチに「2分19秒台を出せる」と言われてから9年。一時は「その言葉が信じられず、どうせ出ないと思っていたが、今は必ず出せると!」五輪は、今度こそ最後と決めて臨んだ。「加藤コーチからは『おまえは9年間、サボっていた』と言われるが、最後と決めたからここまで(練習で)攻めることができた」。加藤コーチに師事して10年目。自らを信じ続けてくれた恩師にやっと恩返しができた。(ここまで引用)

コーチと選手の深い絆。ここまでの関係性を築くことは凄いこと。年上のコーチとは言え、ぶつかり合い、意識を高め合い、数多くの苦悩を乗り越えてきた2人だからこそ、真の信頼関係で結ばれている。オリンピック選手に至るための努力には敬服する。それぞれの舞台裏では、努力した本人達にしか分からない、とても輝いた宝物が沢山あるのだろう。我々も自分自身に何らかのオリンピックを設定し、集中して突き進む時期が必要なのだと思う。

2016年8月15日 太田 秀和

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